インクジェット印刷は、オフセット印刷のように版下を制作する必要がなく、レーザープリンターやコピー機で使用されている加熱定着処理も不要です。そのため、弊社で従来行っていた他のスマートフォンケース印刷方法に比べて、圧倒的に短納期で制作することが可能です。
インクを直接吐出する方式なので、他の方式のようにプリント媒体が平坦である必要はないため、ボディがラウンドしているスマートフォンケース等にはまさにぴったりと言えるでしょう。また、色当たりのコストも他の方法と比べて低く抑えることができるのがメリットで、フルカラーの写真プリント等も比較的容易に実現できます。特色印刷(ゴールド、シルバー、クリアコート等)はできません。
インクジェット印刷の特徴
対応機種 | iPhone XS Max、iPhone XR、iPhoneX、iPhone8/7/6兼用、iPhone7、iPhone7 Plus、iPhone6、iPhone6 Plus、iPhone5/5S、その他の定番商品 |
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印刷可能なケース素材 | ポリカーボネイト(PCケース) |
最小ロット | 10個〜 |
納期 | 5営業日〜 |
メリット
- 最低10個の小ロットから注文できる。
- 注文日から最短5日で納品できる。
デメリット
- ケース側面への印刷ができない。
インクジェット印刷のスマホケース製作事例
インクジェット印刷の製作工程
インクジェット印刷のご注文をいただいてから納品するまでの流れを写真で紹介します。
実際に工場でどのように作られているのかご覧ください。
入稿データのチェック
入稿いただいたデザインデータを元に、印刷機用のデータを作成します。その際、完成イメージと照らし合わせて、構成のチェックもします。

印刷面を拭く
ケース成型時の機械油などが付いていると印刷面に影響が出るので、キレイな布でふき取ります。

静電気の除去
徐電器で静電気を除去します。静電気を帯びているとぼやけてしまったり、ホコリで印刷が乗らなかったりと、印刷面に影響が出てしまいます。欠かせない大事な作業です。

治具にケースをセット
印刷する個数に合わせてスマートフォンケースを印刷機にセットします。

ホコリの除去
印刷面のホコリを除去します。ホコリがあるとそこだけ印刷が乗らないので、欠かせない大事な作業です。

印刷開始
テスト印刷を行い、細かい設定をしたあと印刷します。印刷中も耐えずホコリが落ちていないか確認し、落ちていた場合は除去します。

完成
表面の硬化と印刷を確認して完成です。
