iPhone全機種の防水性能一覧

日本で最も使われているスマートフォン「iPhone」シリーズ。最近発売されたものには防水機能が備わっていますが、歴代の機種すべてに備わっているわけではありません。そこで、すべてのiPhone機種と電子機器の防水機能に関する規格について詳しく紹介します。
※iPhoneの防水性能について、apple社のウェブサイトでは「耐水」と表記されていますが、本記事では便宜上、「防水」に統一しています。
iPhone全機種の防水性能一覧

iPhone全機種の防水性能一覧

iPhoneの防水機能はiPhone7以降の機種に搭載されています。すべての機種に備わっているわけではありませんので、自分の使っているスマホに防水の機能があるかどうか、きちんと確かめるようにしましょう。iPhone6s以前は端末内の熱がこもらないように設計されているため、防水性能が弱くなっています。逆に、内部に液体が侵入しないようにしっかり密閉されているiPhone7以降の機種は、内部に熱がこもりやすくなっているというデメリットがあります。
iPhone全機種の防水性能一覧

iPhone全機種の防水性能一覧
機種 IP等級
iPhone3GS ×
iPhone4 ×
iPhone4S ×
Phone5 ×
iPhone5C ×
iPhone5S ×
iPhoneSE ×
iPhone6 ×
iPhone6 plus ×
iPhone6s ×
iPhone6s plus ×
iPhone7 IP67
iPhone7 plus IP67
iPhone8 IP67
iPhone8 plus IP67
iPhone X IP67
iPhone XR IP67
iPhone XS IP68
iPhone XS MAX IP68

iPhoneの防水性能と注意点

iPhone7、iPhone8、iPhoneX、iPhoneXRはIP67が実装されています。apple公式による定義づけは「最大水深1メートルで最大30分間」です。2018年に発売された、iPhoneXS、iPhoneXS MAXはIP68に対応しており、apple公式による定義づけは「最大水深2メートルで最大30分間」です。iPhoneの耐水効果は、一番防水性能の高いIPX8でも原則30分以内となっています。

iPhoneの防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、部品の間に挟まれている防水用の部品は、普通に使用していてもどんどん劣化していきます。さらに、iPhoneは水没状態での故障は保証対象外です。

iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XRは、ソーダ、コーヒー、ジュースなどの一般的な飲み物を誤ってこぼしてしまっても耐性があるとされています。もしこぼしてしまったら、その部分を水道水ですすいでからiPhoneを拭いて乾かしましょう。
また、ぬれても大丈夫とはいえ、水がついている状態で充電するのは危険です。乾いてから充電をするように心がけましょう。

出典:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について

iPhoneはお風呂での使用はできるのか?使用できる機種は?

iPhoneのお風呂での使用はできるのか?使用できる機種は
最大水深1メートルで最大30分間使用可能ならば、iPhone7からの機種は余裕でお風呂で使用できるのでは?と思うかもしれませんが、公式サイトにはこのように書かれています。

水濡れによる損傷を防ぐため、以下の行為はお控えください。

  • iPhone を着用したまま泳ぐまたは入浴する
  • iPhone をサウナやスチームルームで使う
  • 推奨される温度範囲外、または極度に湿度の高い条件下で iPhone を動作させる

引用:iPhone 7 以降の防沫・耐水・防塵性能について

また、apple推奨の動作環境は相対湿度:5%〜95%(結露しないこと)です。お風呂の湿度は天井に水滴がしたたっている状態ならばほとんど100パーセント。そうでなくてもかなり高い状態といえますので、浴室内はiPhoneにとって良い環境とはいえないでしょう。つまり、一見IP67やIP68の定義を聞くと、お風呂でも使えるように思えますが、apple公式は推奨していないということです。使用不可能というわけではありませんが、推奨されていない上に故障しても保証してもらえないので、お風呂での使用は自己責任でおこないましょう。

防水性能とは

防水性能の概要や注意点、判断するときに用いる基準などを詳しく解説します。
防水性能とは

防水性能とは

防水とは、外から水が入り込まないようにすることです。英語では「ウォータープルーフ(水を防ぐ)」といいます。機器内部に水分や粉塵が侵入してしまうと故障につながるので、近年防水性能は製品を選ぶ上で大切な要素となってきています。

なぜ電子機器には防水が必要なのか

純水ではない一般的な水のなかには、ミネラルや不純物が入っています。その物質が機器のパーツの表面に付着すると、電気をうまく通さなくなってしまいます。水が部品に付着することで、基盤にサビができることも。さらに、水には「電解質」も含まれているので電気を流します。そのため、水が機器の内部に入りこんだ状態で電源をつけてしまうと正常な回路で電流が流れなくなってしまい、電子機器が壊れてしまうのです。

「IP○○」という表記について

防水性能を定義するときによく目にするのがこのIP○○という表記です。このIPという表記には侵入への保護(Ingress=侵入・Protection=保護)という意味があり、国家標準の一つである「JIS規格」(日本工業規格)で、定められた正式な基準となっています。IPの後に来るひとつ目の数字が防塵機能(ちりやほこりが入るのを防ぐ機能)の等級をあらわしており、その後にくるふたつ目の数字が防水の等級を表しています。防塵の等級がXとなっている場合は、防塵のテストは行っていないという意味です。
「IP○○」

防水性能の等級一覧(0~8)/防水性能の試験方法
IPX8 潜水状態での使用に対して保護されている。7より厳しい条件の中で使用するもの。
IPX7 水に浸しても影響がないよう保護されている。製品を水中にて使用するもの。
IPX6 あらゆる方向からの暴噴流水(100l/min)に対し保護されている。
IPX5 あらゆる方向からの噴流水(12.5l/min)に対し保護されている。
IPX4 あらゆる方向からの水の飛まつに対し保護されている。
IPX3 上部から両側に60度までの角度で噴霧された水に対し保護されている。
IPX2 15度傾けた状態にて製品上部から垂直に滴下する水に対して保護されている。
IPX1 上部から垂直に滴下する水に対して保護されている。

防水性能の注意点

防水機能のある製品を購入する際、完全防水や生活防水などの言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。一般的には、完全防水はIPX6〜8級程度をさしています。「完全防水」とはいえ、潜水時に使用できるものもあれば、短時間の使用に限られるものもあり、かなり差があります。生活防水はだいたいIPX5〜4級以下をさしていて、日常生活における一般的な行動範囲内であれば耐えられるというものです。これらの用語は何らかの規格に基づくものではありません。広告などにこの言葉が書いてあるときには、製造元が定義した仕様をしっかり確かめてから判断するようにしましょう。

また、JISが定めたIP規格の試験は、標準的な水温の真水を使用しておこなわれています。つまりIP規格で定義された機器には、真水以外の液体や、熱すぎる・冷たすぎる水からの耐水性能はないということです。

スマホの防水性能の仕組みや条件

ここではスマートフォン全般の防水性能がどんなものなのか解説していきます。
スマホの防水性能の仕組みや条件

防水スマホの仕組みは?

防水スマートフォンは、内部に水が入り込まないようにするため、接合部分にパッキンや特殊な防水テープ、接着材がついています。機種によって防水の仕組みはさまざまですが、防水iPhoneの場合は、黒い特殊な防水テープが接合部分や内部のパーツにまでとりつけられています。イヤホンジャックやケーブル差し込み口は、キャップレス防水というもので、内部に水が入らない仕組みになっています。

一般的なスマホの防水性能はどれくらいか

近年販売された多くのスマートフォンは、IPX7が実装されています。これは、30分間であれば水深1mの場所に沈めても、スマートフォンとしての機能が使えるというものです。ただし、Xperia、GALAXY、AQUOSなど、防水機能を持ったその他数多くの機種の製品仕様欄には、「常温の水道水で実験を行った場合の規定である」という旨の記載があります。

また、さまざまな機種のスマートフォンを取り扱っているドコモの公式サイトにも、「40℃以上の水道水には浸さないようにしましょう。また水道水以外のものには浸さないでください。」と記載されていますので、これらのことを踏まえると、一般的なスマートフォンが防水可能な液体は「水道水などの真水」で、水の温度は「常温(5℃〜35℃)」程度であるといえるでしょう。
出典:防水ケータイをご利用のお客様へ

防水スマホでも水没で故障する可能性はある

防水といわれているスマホでも水による故障が絶対にないとはいえません。もし水中に落としてしまった場合は、完全に乾くまで電源をいれてはいけません。なぜなら電源をいれることで、侵入した水によって電流がでたらめに流れてしまう可能性があるからです。また、IPX7以上のスマートフォンに水以外のものをこぼしてしまった場合は、水道水でさっと流し、その後は同じく完全に乾くまで電源を入れずに放置しましょう。扇風機の前に置き、Lightning コネクタに直接涼風を当てると、乾きが早くなる場合があります。ただしドライヤーなど熱風で無理に乾かそうとするのは故障の原因になるのでやめましょう。

iPhoneの防水加工サービス

iPhoneに防水機能が欲しいとき、わざわざ防水対応機種のiPhoneを購入するのは手間ですし、お金もかかります。そのような場合にはiPhoneの防水加工をおこなっている業者に頼むことで、今持っているiPhoneをそのまま防水iPhoneとして使用できるのでとても便利です。防水加工を得意とする業者をいくつかピックアップしてご紹介します。

apple救急車

こちらの業者は、主にiPhoneの不具合解決や修理をおこなっています。iPhone以外のスマートフォンの修理も請けおっており、データやアプリを一切削除することなく修理ができるところを売りにしています。
来店前に予約をすることで、なんと即日最短60分~で防水加工を受けることができます。防水加工のサービスは6,500円〜となっており、防水スマホに買い換えるより大幅に節約できます。

modcrew™

iPhoneの修理も手がけていますが、防水加工により力を入れている業者です。スマートフォンの内側と外側のどちらにもナノレベルの被膜を形成する防水加工をおこなうので、防水性能はとても信頼できるものです。modcrewの防水加工は、遠方の顧客に向けて、郵送での修理も承っています。16時までに受付をすれば、数時間で当日加工してもらうことができます。サービスは6,980円~とこちらも手頃な価格となっています。

業者によって内部加工ではなく外部にのみ加工を施すところもあるので、自分のやりたい加工方法の業者を探しましょう。さらに、納期も業者によってばらつきがあります。大切なスマホが手元にない状態が続く可能性があるので気をつけましょう。

まとめ

すべてのiPhone機種の防水性能と電子機器の防水性能に関する規格について紹介しました。防水機能はiPhone7以降の機能であり、iPhoneXSとiPhoneXS MAXはIP規格の最上級であるIP68に対応しています。一般的に防水が可能な液体は「常温(5℃〜35℃)の真水」とされており、防水スマホでも使用方法によっては水没で故障する場合がありますので、より安全に使用するには防水加工サービスや防水ケースの使用がおすすめです。

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