iPhoneケースを選ぶときデザインも大切ですが、落としても心配無用の頑丈なiPhoneケースを装着したいものです。iPhoneケースによく採用されているポリカーボネート素材ですが、そもそもポリカーボネートとは何なのか、なぜ選ばれるのか、具体的な特徴を徹底解説します。
ポリカーボネートとは
ポリカーボネート(英: polycarbonate)は、熱可塑性プラスチックの一種です。熱を加えると溶けて、冷すと硬くなり、再度熱すれば溶けます。可塑性は、熱により分子運動が激しくなり柔らかくなるため、さまざまな形状にすることができます。
高温低温に強いのでアイロンやドライヤーなどの家庭電化製品の部品にも採用されており、変形しにくいのでテレビのバックライト部品などでも使われています。ポリカーボネートは家庭用品から輸送機器まで幅広く活躍する素材です。

ポリカーボネートのメリット
幅広く活躍するポリカーボネートですが、iPhoneケースの素材として凄いと感じた所をまとめてみました。
- 耐衝撃性に強く、ポリカーボネートの耐衝撃性は一般的なガラスの250倍以上といわれています。
- 耐熱性が高く変形しにくいので電化製品などでよく使われています。耐熱温度は120℃~130℃と樹脂の中では高い耐性をもっており、耐寒性は-100℃程度なので低温にも強い素材といえます。
- 薄くて軽いので、iPhoneケースをひとつ15グラムで作ることができます。15グラムとはお水大さじ1杯の重さです。手の上にお水15グラムのせていただくとわかるのですが、その軽さに驚きます。
- 寸法安定がよく加工しやすので、弊社のiPhoneケースは薄さ1mmでお作りしています。iPhone側面の美しい湾曲部分も薄さ1mmで同じように湾曲してiPhoneにぴったりと装着することができます。
- 保護性が高く埃や塵などを防ぎます。耐衝撃が強くiPhoneにぴったりと装着できることから保護性が高いともいえます。
- 透明性が高いので、眼鏡やカメラのレンズでもポリカーボネートは使われています。可視光線透過率80%~90%でガラス同等の透明性です。
ポリカーボネートのデメリット
ポリカーボネートが優れている素材とはいえ、取り扱いには気をつけないといけないことがあります。大切なiPhoneを守るケースだからこそデメリットを理解して予期せぬ事故を防止しましょう。
- 耐薬品性が無く、アルコール、シンナー、ベンジンなどの有機溶剤を使用すると劣化します。接着剤の使用ができません。通常の家庭用洗剤でもアルカリ性の洗剤は使用しないほうがよさそうです。
- 高温や高湿度の環境では加水分解(反応物に水が反応し、分解生成物が得られる反応のこと)します。高い熱を発する電化製品等の上には置かずに、保管場所も注意すれば長持ちします。
- 強力に引っ張ると、白化して透明度が低下します。ケース自体を強い力で引っ張るようなことは通常の使用方法では無いと思いますが、強く捻ることもポリカーボネートをひっぱる行為になるので注意してください。
ポリカーボネートの製品紹介
ハードケース
薄さ1mm、重さ15グラムの割れにくいiPhoneケースです。非常に薄いケースなのでiPhone本体の美しいフォルムを崩すことなく手にフィットします。寸法安定が良いのでケースを装着したままボタン操作や充電が可能な形状になっています。
ハードケースに印刷
ケース自体にフルカラーで印刷することができます。ポリカーボネートは印刷の定着が良いので印刷しても重さがほとんど変わらない仕上げができます。
印刷方法はインクジェット印刷と水転写印刷から選べます。インクジェット印刷はフルカラーの印刷ができるので、写真やオリジナルのイラストを発色良く印刷することができます。水転写印刷は更に側面まで印刷することが可能です。
手帳型にも内蔵できるハードケース
手帳型でiPhoneを固定するためにポリカーボネート製のハードケースを使用しています。薄くて軽いので手帳型に内蔵しても手帳型のサイズや重量に大きな変化がなく、違和感なく使用できます。衝撃から守るiPhoneケースとしては最強のコンビといっても過言ではありません。
オリジナルのiPhoneケースを作成できます
スマホケース.jpではハードケース型や手帳型など自分だけのオリジナルiPhoneケースを作成できます。「何個から作れるの」「金額はいくらするの」などなどiPhoneケースの作成に関するご質問ございましたらお気軽にお問い合わせください。